Friday, April 28, 2017
 

【さようなら・・・ という言葉が持つ意味】 去っていく人が見えなくなってもまだ、手を振りつづけるのが日本人の美学。

さようなら 意味 去っていく人が見えなくなってもまだ手を振りつづけるのが日本人の美学
さようなら・・・
という言葉が残す余韻。
皆さんは、この言葉の意味をご存知でしょうか!?

先程とても興味深い文章に出会いました。その内容は以下、アン・リンドバーグ氏の妻であるアンさんのエッセイの一幕。(須賀敦子『遠い朝の本たち』より)

さようなら、と この国の人々が別れに際して口にのぼせる言葉は、
もともと『そうならねばならぬのなら』という意味だとそのとき私は教えられた。
『そうならねばならぬのなら』。なんという美しいあきらめの表現だろう。
西洋の伝統のなかでは、多かれ少なかれ、神が別れの周辺にいて人々をまもっている英語のグッドバイは、神がなんじとともにあれ、だろうし、フランス語のアディユも、神のみもとでの再会を期している
それなのに、この国の人々は、別れにのぞんで、そうならねばならぬのなら、とあきらめの言葉を口にするのだ。

英語の『good-bye』の意味を調べてみるとこれは、『God be with you. 』という祈願文が縮約されたもので、『神がなんじとともにあれ』という意味になるのだそうです。(古い英語では『you』は『ye』と表記されていました。)

この、『さようなら』の言葉にある『さよう』は、『そう』の丁寧な言い方。
『そう(さよう)ならねばならぬのなら』という言葉が人間味溢れる”美しいあきらめの表現”である事を学びました。 

私自身の経験ですが、1ヶ月間海外に滞在した際、外国の方は、別れ際にハグ(とキス…私は全然してもらえませんでしたが…)はするものの 『good-bye』を言った後のち、そそくさと自分の帰る方向へ去っていっちゃうんだなあ、と少し寂しさを覚えた記憶があります。

私たち日本人にとって、別れ際に放つこの『さようなら』という言葉は、ある意味『死』と結びつくところがあるのかもしれません。
『もう二度と会えないかもしれない』という、 切なさ、儚さ、諦念、絶望は、 だからこそ相手の最後の姿を目にしっかりと焼き付けようと、姿が見えなくなるまで互いに振り返り、手を振るという行動を促すのかもしれません。

『さようなら』
という
言葉が残す美しい余韻。

儚さと覚悟が入り乱れるこの言葉の意味、そして重みを理解しながらこの言葉を使いたいと思う。
 

awasete

 

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