（絶対泣けます!!）【鉄拳さんのパラパラ漫画『振り子』】言葉のない、ある種の“そぎ落とされた表現（省略の美）”

(◎-◎;)!!すべての瞬間に、息を呑む。
ご存知、人気お笑い芸人の鉄拳さん。鉄拳さんと言えば、自筆のイラストを見せながら『こんな○○はいやだ』というネタ？（フレーズ？）で有名ですが、そんな彼の作品をパラパラ漫画化した『振り子』が涙ちょちょぎれる内容なのです。
テレビでも放映されているようなので知っている方も多いと思いますが、この『振り子』は、いつも同じ振り幅で時を刻む“振り子時計”にある男女が出会い、その二人が人生を全うするまでの道のりを描いたモノ。
わたしなんかが語る前に、『振り子』動画をご覧頂いた方が良いと思います。

【※以下、ネタバレ注意】

二人の出会いは高校生でしょうか。不良に絡まれる女性を助け、名前を告げる事無くその場を立ち去る男性に女性は恋心を抱く。はじめは相手にしていなかった男性も、女性の純粋なまでの数々の好意を次第に受け止め、二人は恋に落ちる。高校生活を謳歌し、卒業を機に二人は社会へと羽ばたいていく。

互いに就職をした後に結婚。夫がウエディングドレス購入を提案するも、妻は“夫がバイク屋をはじめる資金に回すため”にそれを断る。二人は念願のお店を構え、更には子宝にも恵まれ幸せな人生を歩み出す。

そんな幸せ一杯の家族にも転機が訪れる。始めたバイク屋がついに立ち行かなくなりお店をたたむ事に。愛娘も一人立ちし、夫が酒や女に溺れ自暴自棄になる中、妻が病に倒れてしまう。

ウェディングドレスを着させて挙げられなかった事を悔やむ夫は、せめてウェディングヴェールだけでもと、必至に働き始める。ようやく購入する事ができたウェディングヴェール。しかし、その帰り道、夫は帰らぬ人に。

無情にも止まる事無く振れ続ける時間（“振り子”）を止めようと天国からも妻を守ろうとする夫。『もういいんだよ。ありがとう。』そう聴こえてきそうな微笑みの後に妻も天に召され、妻は天国で素敵なウェディングドレスを身にまとう。

私が感じた事として、内容も素晴らしいですが、『伝える』という事柄（我々の住む広告の世界）において、鉄拳さんの“振り子”のような、言葉のない、ある種の“そぎ落とされた表現（省略の美）”が『深み』や『味』をより深いものにしていると思う。広義での伝えたい事柄は当然あるにしても、閲覧する側にも“余地”を与えることでストーリー（作品）をより深く醸成させられるのだと勉強になりました。

鉄拳さんありがとうございます。この声がご本人まで届くといいな。

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@yadanagisa

投稿者プロフィール

矢田渚／nagisa yada

株式会社天空広告　矢田渚
名古屋市緑区にある、総合広告会社の営業マン。
夢はでっかく、明日にときめくために、名古屋の広告代理店においてNO.1の営業マンを目指し日々奔走しています。
お客様にとって一番最初に思いつく「外部ブレイン」として、また本ブログをご覧頂いている皆様に、刺激や元気・笑顔をお届けします。
（もちろん、広告の事も♪）